地球が誕生して約46億年。
途方もなく長い年月です。
私たち人類の祖先であるホモ・サピエンスが誕生したのが約30万年前。
地球の歴史からすると、つい最近の出来事です。
令和を生きている私たちは、『人生100年時代』と言われているが、地球の長い歴史から見るとほんの一瞬です。
この一瞬を生きる私たち人類。
その一瞬の歴史の中でも、人類の文明の発達は非常に早く感じます。
情報化社会と呼ばれている現代を支えるインターネット。
常時接続の先駆けとなったテレホーダイが始まったのが1995年、今から約30年前。
インターネットの普及により調べものは容易になりました。
通信手段も固定電話からポケットベル、PHS、携帯電話へと変わっていきました。
手軽に連絡が取れるようになり、とても便利になりましたね。
移動手段も徒歩から自転車、車、電車に新幹線、船、そして飛行機。
あっという間に目的地に到着できる時代です。
本当に便利になりました。
減っていく未知の世界
子供の頃は始めて体験することも多く、未知の世界が広がっていました。
毎日が新鮮でワクワクすることが多かったです。
成長するにつれて、新しい体験をする機会が減ってきます。
未知が既知となり、知識となります。
そして現代では、その知識は経験、体験だけではなく情報として得ることもできるようになりました。
気になる場所があれば行くのではなく、手元のスマホやパソコンで調べることができます。
そこに何があるのか、どのような場所なのか、実際に行かなくてもわかるようになったのです。
子供の頃に持っていた好奇心。
『あの山の向こうはどうなっているのだろう』
『この広い海の先には何があるのだろう』
調べればすぐにわかります。
そして行くことも可能になっています。
昔は何日、何週間、何か月もかけて命がけで行っていた場所でも、今では簡単に行けるようになりました。
実質、日本が、世界が、地球が狭くなったような感じです。
実際に行きやすくなったことは、旅行が好きな私にとっては嬉しいことです。
しかし、簡単に情報が手に入ってしまい、感動が薄れてしまっていることも事実だと感じています。
便利になった今、情報の取捨選択をしながら、昔のような未知に対する好奇心を忘れないようにしたいです。
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