「FP3級を取りたいけれど、数字が苦手で不安…」
そんなふうに感じている方は、意外と多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。
実は、中学数学をほとんど忘れていた状態からのスタートだったんです。
高校から文系に進み、数学から遠ざかってしまっていたからです。
最初は「こんな私でも本当に合格できるの?」と不安でいっぱいでした。
でも今、FP3級の勉強を通して、少しずつ数字への苦手意識がなくなり、自信が持てるようになってきました。
今回は、私がどのように数学を学び直して、FP3級に挑戦したのかをお伝えします。

数字が苦手すぎて、まず中学数学からやり直すことに
高校生の頃から、数字や計算はとにかく苦手でした。
特に「割合」「比率」「関数」などの単元になると、頭がフリーズしてしまう。
テストでは赤点ギリギリ。
中学の頃は数学に苦手意識はなかったのですが、高校で文系を選択してからは、自然と苦手意識を持つようになっていました。
でも、将来のお金の不安や、ゆとりある生活のことを考える中で「FPの知識を持っておきたい」と思うようになりました。
そんなとき、FP3級のテキストを開いてみたのですが…
利率、割引率、複利計算、ローン返済額の計算…
「計算問題があるじゃん…どうしよう。」
そんな状態からのスタートでした。
まずは「算数」に戻ってみた
「中学数学も忘れてるし、基本が大切だから、まずは算数からやり直そう」
そう思って書店で見つけたのが、算数の学び直しの本でした。
- 四則演算
- 割合と比
- データとグラフ
- 図形
小学校で習う算数は、日常生活に必要な知識が多くありました。
また、数学は積み上げ式の科目なので、基本が理解できないと必ずその先で理解ができなくなってしまいます。
私が数学に苦手意識を持つようになったのも、基本が理解できていなかったからということに気付きました。
中学数学をやり直して、苦手が少しずつ和らいだ
算数の基礎を終えてから、ようやく中学数学の復習に進みました。
使用したのは、算数の学び直しのときに使った参考書のシリーズ本。
文系の私にも理解しやすく、抵抗感なく学べました。
FPの試験では、保険料や年金の計算、住宅ローンの金利、投資信託の利回りなどが出題されます。
でも、こういった内容は中学数学がベースになっていることに気づきました。
200時間くらいかかったけど、挑戦してよかった
明確に時間を記録していたわけではないのですが、学び直しからFP3級の合格までの合計時間はおそらく200時間程度。
- 算数のやり直し:約30時間
- 中学数学のやり直し:約70時間
- FP3級の勉強:約100時間
仕事をしながらの勉強だったので、すき間時間に30分〜1時間をコツコツ積み重ねていくスタイルでした。
「数字が苦手」だった私が、ここまで学びを続けられたのは、数学が日常生活の中で役に立つことが多いことがわかったからだと思います。

学び直しは、挑戦する価値がある
大人になってからの学び直しって、勇気がいりますよね。
「こんなことも知らなかったの?」と思われたら恥ずかしい。
「今さら学んでも遅いかも」と感じてしまうこともあります。
でも私は、学び直しの中で、あえて自分の「苦手」と向き合いました。
苦手と向き合ったことで、
- 数学への苦手意識がなくなった
- 自分にもできるという自信になった
- 今後の選択肢が広がる手応えを感じられた
学び直しは、知識だけではなく、自分の成長と未来への可能性を与えてくれました。
さいごに
もし今「FP3級に興味はあるけど、数字が不安」と感じている方に伝えたいこと。
数字が苦手でも、大丈夫。
不安があるなら、学び直せばいい。
少しずつ勉強を重ねていくことで、確実に「できる」が増えていきました。
苦手でもいい。
遠回りでもいい。
あなたのペースで、あなたらしく進めばいい。
一緒に明るい未来に向かって進んでいきましょう。
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